#13の理由 を見た。本当に心が痛い

日本税務会計学会「法人税法上の不確定概念について」


今日はすごい雨でした!!GW明けにこの雨・・・テンション下がります。

でも、今日はめげずに仕事をささっと終わらせ、夕方から講義を聞きに、税理士会館へ。
日本税務会計学会の学会月次研究会があり、今日は経営部門の研究発表ということで、行ってきました。

税理士登録の時にいろいろとチラシをもらっていて、毎週いろいろな部門での研究発表が行われ、参加費も無料、しかも登壇する先生方はその筋ではとても有名な先生ばかり・・・。これは行くしかないでしょ!!

今日のテーマは「法人税法上の不確定概念について」

実務上は、本当に悩ましいこの「不確定概念」。税務調査でも度々争点になるし、法律にも書かれている曖昧なこの言葉・・・「不相当に高額」「やむを得ない理由」「著しく低い価格」・・・。

試験勉強中は、読んだ字のままに暗記し、実務上は通達にあたり、QAにあたり、判例にあたり・・・でも、判断がつかないこの忌々しい言葉。

税は法律の定めにより、課税され、納税者が容易に理解できる明確な言葉で要件が定められるべきだ、という「課税要件確定主義」「課税要件明確主義」と相反する「不確定概念」。

詳細まで法律で定めるのは無理なので、バッファとして設けられているこれらの概念ですが、本来は納税者の利便を図るためのその概念が、逆を返すと、課税庁に有利に解釈されないか・・。税理士はしっかり目を付けていかないといけないなぁ・・。

結局、不確定概念というあいまいなものと付き合っていくのが税務でもあるので、税理士のセンスとして、お客様の実務上の考え方と、税務上の考え方の良い落とし所をきちんと見つけられるよう、自分の力量を磨く必要があると実感しました。

この学会月次研究会は、最後に質疑応答があり、そこではいろいろな経験を持った税理士からの質問、意見が出て、これも勉強になりました。

実務研修ではなかなか触れられない、アカデミックな内容の講義こそ、「そもそも論」を定期的に見つめ直すのに、必要な時間かもしれないな。時間を見つけて、できるるだけ足を運ぼう!!

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