#13の理由 を見た。本当に心が痛い



13の理由 総集編(You Tube)

しばらくぶりのブログです。仕事やら何やら、特に仕事外の諸々が忙しくて更新ができませんでした。

仕事や勉強が忙しくて体に無理が来ていたのか、10月の頭に「ほぼギックリ腰」になってしまい、始めたばかりのヨガも、放送大学二学期の講義も、少しペースダウンを余儀なくされておりました。

結局痛い間は寝ていることしかできず、その間はNetflixとHuluでドラマ三昧の日々を過ごしていました。

かねがね見ようと思っていたドラマを端から見ていたのですが、今回一番心が痛かったのが、Netflixの「13の理由」。リアルに高校生の子供を持つ親としては、本当に人ごとでないストーリーで、一気見するには、辛いドラマでした。

シーズン1では、自殺した女子高生が残したモノローグを録音したカセットテープを中心として、なぜ彼女が自殺するに至ったのかを、残された同級生たちが追体験していきます。

シーズン2では、娘の自殺について、親が学校を相手に訴訟を起こし、裁判を通じて亡くなった女子高生だけでなく、同級生、家族のプライベートが明らかになって行きます。

特にシーズン2では、それぞれに傷ついた高校生達とその親達の関係が描かれます。

詳しくはネタバレになってしまうので、詳細は避けますが、今ティーンエイジャーを持つ親たちは、是非見てほしい。

アメリカの高校生活と日本の高校生活はもちろん、同じではないです。でも、その年頃の子どもたちの抱える閉塞感のようなものは、わが子を見ていると、そんなに違わないのかな、とも思います。

SNSでのトラブル、友人同士での見栄の張り合い、グループに所属できない事、または所属しているからこその複雑な人間関係。飲酒やドラッグ、セックスに関するトラブル。

すべてではないけれど、高校生の我が子が直面している、または今後直面してもおかしくない問題が取り扱われていて、なおかつ、親が子供にたいしてやってあげられることが、いかに少ないかを突きつけられます。

小学生、中学生の子供になら、「まだ子供なんだから、親の言うことを聞きなさい!」と言っていろいろなことを止めることもできるけれど、高校生になると、そうはいかない。

自分で決めて、自分で責任を持って行動することが求められるし、親もその前提で、介入するところはもっと後ろになって行く。また、子供自身も親のことをよく見ていて、親に心配をかけまいとするから、抱えきれないほどに膨らんだ問題を、助けてほしいと言えずに抱え続けてしまう。

なので、子供が今どんなトラブルを抱えているのか、どんどん見えなくなっていくのは、仕方のないことなのかも知れない。

ドラマの中で、親たちは子供達がすごく悩んでいることを見ながら、どのように向き合うか、とても悩み、助けてあげられなかったことを悔やみ、それでもひたすら「あなたのそばにいて、助けてあげたい。」というメッセージを伝え続けることしかできないことをもどかしく思う。

ああ、すごくその気持ちわかる!!と思いながら、自分の無力感を私自身も感じていました。

そう、親は寄り添うことしかできない。すごく心配していても、見守るしかできない。
なので、ちょっとうるさいかも知れないけれど、見守っていて、いつでもあなたの為に行動を起こせるよ、ということを伝え続けて、伝え続けて、伝え続けて。

自分が高校生だったころは、どうだったろうか。過ぎてしまうと楽しかった思い出がたくさんなんだけど、自分も同じような苦しさを感じていたのかな。

ドラマの中で、主人公の父親が自分の学生時代について「私も高校時代を生き抜いたんだよ」というような話をするシーンがあったけれど、今の高校生たちにとって、学校はサバイブする場所なのか。

少し、過保護な気もするけれど、手を出さずに、それでもしっかり目をかけて。子供が高校時代を生き抜けるよう、最大限寄り添って行くしかないな。

このドラマは、自分と我が子の関係を嫌でも見つめてしまうドラマです。

*このドラマは、高校生は見ない方がいいドラマだと私は判断しましたので、子供には見せていません。とても刺激の強い内容です。大人でも、心に余裕のある時に見ることをお勧めします。


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