#13の理由 を見た。本当に心が痛い

ティーンエイジャーの娘、息子を持つ親として。



ゴールデンウィークですね。
私は今日は有給休暇を消化すべく、おやすみを取って、献血に行ってきました。
成分献血をしながら、テレビをぼーっと見ていたら、TOKIOの皆さんの記者会見でワイドショーはもちきりでした。

見ながら、ティーンエイジャーの子どもを持つ親として、いろいろと考えてしまった・・・。まとまらないかも知れないけど、昨今の #MeTooムーブメントや、官僚のセクハラ問題など、最近思っていたことをちょっと書き記しておきたいと思います。
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我が子(高1娘、中2息子)達は、都内の公立保育園、小学校、中学校で学ぶ中で、ジェンダー教育としてはとても素晴らしい教育を受けたと思っています。(あくまでも保護者として、子どもを通して見たところですが。)

まず、子ども達の小学校では、男の子、女の子を区別せず、出席番号は男女混合で名前順、先生は全員を○○さんと呼び、クラス委員なども男女関係なく選び、子ども達自身も、女の子だからできないこと、男の子だからやらなくてはいけないこと、という区別なく、本当に平等に機会を与えられて来たように感じます。

娘に聞いて見ると、現在も女の子であるってことで、なにか不都合を受けたことはない、と言っています。

もちろん、我が家でも子どもたちを男の子だから、女の子だから、というくくりで区別して子育てはしていないし、私達親の家事分担も、完全にイーブンに行っています。

我が子達の教育環境が、現在の都内の公立学校のスタンダードだとすると、なんと素晴らしいジェンダー教育を受けていることでしょうか!!先生達に頭が下がる思いで一杯です。

さて、その一方で現在の大人の社会は果たしてどうでしょうか。
女性に対して、「胸をさわらせて」と聞くことは「ことばあそび」。未成年の女の子が父親と同じくらいの男性の家に遊びに来たら、「覚悟があるんだろう。」・・・なんじゃそりゃ。

素晴らしいジェンダー教育を受けて、男女平等を当たり前だと思って育って来た子どもたちに、
「女の子であることはリスクだ。」
「女の子であるということだけでモノの様に扱われることがある。」
だから、十分に気をつけなくてはいけないよ、と、親として教えなくてはいけないのでしょうか。

いつの時代だよ!!

確かに、私達親世代(アラフィフですが。)は、男女雇用機会均等法後に、男性に負けまい!!と頑張ってきた世代です。多少のセクハラは流す!それが大人の嗜み、なんて思っていた時もありました。

それからもう30年も過ぎ、女性も社会に出ていろいろな活躍ができる様になった!男性の意識も変わってきたよね!と思える様になってきたかな・・・と感じていた矢先に、次々と出てくる全近代的な意識を持つ人々。

もちろん、世の中の大人みんなが古い意識ではないことは知っています。でも、無意識のうちに女性をその様に扱う大人がいる、と言うことを我が子達に教えなくてはいけないのかな、と思わざるを得ないのが、本当に残念でなりません。
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報道で聞いた中での話ですが、今回の高校生たちは、大先輩からの呼び出しに二人で応じ、事件が起きたあと、ちゃんと親に話すことができました。これはすごいことだと思います。

最近は、小学校で「いかのおすし」を習います。
「いかない」
「のらない」
「おおきな声を出す」
「すぐに逃げる」
「知らせる」
本当に大切なことが詰まっているこの言葉。もう一度子どもたちにしっかり伝えておこうと思います。

娘が中1の時に、友達数人と公園で遊んでいた時に、露出犯罪にあってしまったことがあり、その時の子どもたちの行動に感心したことを思い出しました。

露出犯罪にあった子どもたちは、すぐに学校まで走り、先生に知らせ、学校から警察に通報してもらうことが出来ました。「いかのおすし」を何回も習っていたからこそ、しっかり行動ができたと思います。

でも、その後一週間位は、夜不安になって起きてくることがありました・・・。やっぱり怖かったみたいです。
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今の子ども達は素晴らしい教育を受け、ある意味、大人世代よりも何歩も先に行くジェンダー意識を持って育っていることは、本当に頼もしいと思います。

そういう子どもたちに辛い思いをさせない世の中を本気で作って行かないと、もったいない!!と親として思います。

先日、ちょっと立ち寄ってみた #私は黙らない0428 のスピーカーの中で、女子高校生が言っていた一言が、すごく説得力ありました。

「自分がやられて嫌なことはしない。それがどうして出来ないのか、不思議でなりません。」

さあ、大人たち!!どうする??高校生にこんな事言われて、恥ずかしくないか??

まずは良識ある大人が、何の落ち度も無い人たちが、辱めを受けることを当然とするような、古い考え方にNO!!と言わないと、子どもたちに対して恥ずかしいよ!!

そして、自分はどうだろうか・・・と冷静に振り返り、子ども達に胸を張って、安心して社会に出ておいで!と言えるようにならくちゃ。
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あんまり、ブログで社会に対する意見などを書くのは好きではないのですが、どうしても書き留めておかないと・・・と思ったので、つらつらと書きました・・・。

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