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今日はソフトバンク孫社長が設立した、自然エネルギー財団の設立イベントに行ってきました。
Twitterで応募したら当選したので、かるーい気持ちで行ったのですが、結果として、行って本当に良かった!!
震災、原子力発電所の事故と、やはり私自身の中でも、エネルギーや環境のことにもやもやしたものが自分の中に芽生えていたな、と思っていたけれど、今日の講演を聴いて、やっぱりもやもやしたままではいけないんだ、と強く思いました。
まず、印象に残ったのが、中国のエネルギー研究所のリージュンファン氏。
中国は実は原子力発電以上に、風力や太陽光などの自然エネルギー設備の建設が進んでいるとのこと。
孫社長が最後のトークセッションで言っていた通り、中国というと原子力発電所をあまり安全でないやり方で管理していて、アジアに不安を与えているイメージが強い・・・という感じを持っていたのですが、民間レベルでは原子力以上にこの10年で何倍ものスピードで自然エネルギーをどんどん活用している、というのには、とても驚きました。
日本の技術力は多分中国には決して負けていないのではないか、と思います。でも、自然エネルギーの導入は、そんな高速で進んでるとは思えない・・・。何が違うんだろう・・・。
素朴な疑問が浮かびました。
更に、リー氏は中国、韓国、日本の垣根を払って、電力を融通しあえたら素晴らしい、ともおっしゃっていました。電力=国産という概念が自分の中にあたりまえの様にあったので、電力を輸入する・・・というのは、とても新鮮に感じました。
思えば、化石燃料は日本は輸入に頼っているんだから、化石燃料をやめて、代わりに中国やモンゴルで作った電気を輸入したっておかしく無いんだ!!
もう一人、印象に残ったのが、デンマークのサムソ島で100%の自然エネルギーシフトを成し遂げた、ゾーレンハーマンセン氏。
ハーマンセン氏は、小さな地域のエネルギー政策を100%方向転換することで、エネルギーシフトの口火を切ることができる、ということを熱く語ってくださいました。
特に、地元の人々にエネルギーシフトが恩恵をもたらすことを、まず人と人とで共有することから始めた、というのが印象的でした。
エネルギー政策っていうのは、国のエライ人たちが私たちの手の届かないところで行っているもの、っていう認識でしたが、小さい地域を、個人の心を変えるところから変えて行く、この丁寧でやさしいスタートを切ることが、大きな変革への一石になるんだ!と思ったら、とっても感動してしまいました。
なおかつ、サムソ島のノウハウは完全にオープンソースになっていて、誰でもアクセスできて、利用することができるようになっていて、みんなに有益なことをどんどんShareして行こう、というスケールの大きさに、日本ではあり得ない姿勢に、自分の考え方の狭さを見せ付けられたようで、ショックでした。
Twitterとかを見ると、きれいごとだ、とか、孫社長の陰謀だ、みたいに書かれていますが、これだけの登壇者の講演を聞くと、一個人の私欲だけでは語れないスケールの大きさと、熱意が伝わって来ました。
子ども達に安心して暮らせる環境を渡したい。そして、安全な電気をもっと安価に供給できるなら、それ程幸せなことはないでしょう!
既に作ってしまった原発は、廃炉にしても莫大なコストがかかってしまいます。これはしょうがない事として受け入れなくてはならないでしょう。
でも、これ以上原発を増やすのは、やっぱり子の親として、とても不安があります。もちろん、原発が地元の産業を支えている、という事実もわかります。でも、やっぱり不安なんです。
もし、原発をこれ以上増やさずに、少しずつ減らし、代わりに自然エネルギーで安全な電気が作れるなら、私は迷わず自然エネルギーを選びます。
国策として電気を安定供給することの必要性もわかりますが、そろそろ民間の知恵をもっと活用して、新しい方法での発電を考えて行く時が来たんだ、と今日の講演を聴いて思いました。だって、世界中には新しい方法を考え、実行している事例がたくさんあるのだから!!それを活用しない手は無いでしょ!!
夢物語かも知れないけど、実際にそういう方向に動き出した人がいる、ということは私にとってとても心強いですね。
今はまだ「支持する」ことしかできないけれど、もっと具体的に何ができるか、本気で考えたくなりました。
そして、可能なら電気を「選びたい」ぞ!自分の使う電気のソースを選んで、もちろん自己責任で契約をする。そんなことが出来るようになると良いのに。
「ルールを変える」ことができたら良いのに!!
Twitterで応募したら当選したので、かるーい気持ちで行ったのですが、結果として、行って本当に良かった!!
震災、原子力発電所の事故と、やはり私自身の中でも、エネルギーや環境のことにもやもやしたものが自分の中に芽生えていたな、と思っていたけれど、今日の講演を聴いて、やっぱりもやもやしたままではいけないんだ、と強く思いました。
まず、印象に残ったのが、中国のエネルギー研究所のリージュンファン氏。
中国は実は原子力発電以上に、風力や太陽光などの自然エネルギー設備の建設が進んでいるとのこと。
孫社長が最後のトークセッションで言っていた通り、中国というと原子力発電所をあまり安全でないやり方で管理していて、アジアに不安を与えているイメージが強い・・・という感じを持っていたのですが、民間レベルでは原子力以上にこの10年で何倍ものスピードで自然エネルギーをどんどん活用している、というのには、とても驚きました。
日本の技術力は多分中国には決して負けていないのではないか、と思います。でも、自然エネルギーの導入は、そんな高速で進んでるとは思えない・・・。何が違うんだろう・・・。
素朴な疑問が浮かびました。
更に、リー氏は中国、韓国、日本の垣根を払って、電力を融通しあえたら素晴らしい、ともおっしゃっていました。電力=国産という概念が自分の中にあたりまえの様にあったので、電力を輸入する・・・というのは、とても新鮮に感じました。
思えば、化石燃料は日本は輸入に頼っているんだから、化石燃料をやめて、代わりに中国やモンゴルで作った電気を輸入したっておかしく無いんだ!!
もう一人、印象に残ったのが、デンマークのサムソ島で100%の自然エネルギーシフトを成し遂げた、ゾーレンハーマンセン氏。
ハーマンセン氏は、小さな地域のエネルギー政策を100%方向転換することで、エネルギーシフトの口火を切ることができる、ということを熱く語ってくださいました。
特に、地元の人々にエネルギーシフトが恩恵をもたらすことを、まず人と人とで共有することから始めた、というのが印象的でした。
エネルギー政策っていうのは、国のエライ人たちが私たちの手の届かないところで行っているもの、っていう認識でしたが、小さい地域を、個人の心を変えるところから変えて行く、この丁寧でやさしいスタートを切ることが、大きな変革への一石になるんだ!と思ったら、とっても感動してしまいました。
なおかつ、サムソ島のノウハウは完全にオープンソースになっていて、誰でもアクセスできて、利用することができるようになっていて、みんなに有益なことをどんどんShareして行こう、というスケールの大きさに、日本ではあり得ない姿勢に、自分の考え方の狭さを見せ付けられたようで、ショックでした。
Twitterとかを見ると、きれいごとだ、とか、孫社長の陰謀だ、みたいに書かれていますが、これだけの登壇者の講演を聞くと、一個人の私欲だけでは語れないスケールの大きさと、熱意が伝わって来ました。
子ども達に安心して暮らせる環境を渡したい。そして、安全な電気をもっと安価に供給できるなら、それ程幸せなことはないでしょう!
既に作ってしまった原発は、廃炉にしても莫大なコストがかかってしまいます。これはしょうがない事として受け入れなくてはならないでしょう。
でも、これ以上原発を増やすのは、やっぱり子の親として、とても不安があります。もちろん、原発が地元の産業を支えている、という事実もわかります。でも、やっぱり不安なんです。
もし、原発をこれ以上増やさずに、少しずつ減らし、代わりに自然エネルギーで安全な電気が作れるなら、私は迷わず自然エネルギーを選びます。
国策として電気を安定供給することの必要性もわかりますが、そろそろ民間の知恵をもっと活用して、新しい方法での発電を考えて行く時が来たんだ、と今日の講演を聴いて思いました。だって、世界中には新しい方法を考え、実行している事例がたくさんあるのだから!!それを活用しない手は無いでしょ!!
夢物語かも知れないけど、実際にそういう方向に動き出した人がいる、ということは私にとってとても心強いですね。
今はまだ「支持する」ことしかできないけれど、もっと具体的に何ができるか、本気で考えたくなりました。
そして、可能なら電気を「選びたい」ぞ!自分の使う電気のソースを選んで、もちろん自己責任で契約をする。そんなことが出来るようになると良いのに。
「ルールを変える」ことができたら良いのに!!
コメント
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シェアしてくれて、ありがとう!!
今はムリとか、今は難しいとか、そんな議論じゃなくて「どうありたいか」にフォーカスして語り合いたいよね!
原発の危険性を減らすことにかける情熱や時間やお金を自然エネルギーの開発に使って欲しい。
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MoonLeoさん、コメントありがとう!
>今はムリとか、今は難しいとか、そんな議論じゃなくて「どうありたいか」にフォーカスして語り合いたいよね!
ほんとにそう思います。何となく、夢物語を語るのは非現実的だとか、大人としてどうなの?って思う部分があったけど、夢物語でも、「どうありたいか」を含めることで、建設的な意見になっていくんじゃないか、とちょっと思ってます。
>原発の危険性を減らすことにかける情熱や時間やお金を自然エネルギーの開発に使って欲しい。
正に!!そのとおり!!
技術はないし、孫さんにみたいにお金も、頭脳もない。そんな私が果たしてどんなことができるんだろうか。ってすごーく真剣に考えてます。
もし、何かアクションを起こせるなら、何からはじめたらいいんだろう・・・。何か降りてきたら、またブログに書いてみようかな。