#13の理由 を見た。本当に心が痛い

悲しい・・・

悲しい・・・。マイケルが亡くなりました。

訃報を聞いた時は、陰謀か?自殺か?などと考えてしまいましたが、一日経って時間と共に悲しみが沸いてきます。

熱狂的なファンであった訳でも無いのですが、ただ、私が音楽を聴き始めてから、バンドに熱中し、そして出産、子育てと、気付いたらずっとマイケルの声、曲が脇にありました。

小学校の時、初めてみたスリラーのビデオクリップは、まだ「ヨウガク」なんて
言葉を知らない子供を一気に欧米の音楽世界に引きずり込むには充分な迫力と衝撃でした。

その後ハードロック一本の高校時代。でも、聴くつもりはなかったけれど、気付いたらHuman Natureは心の奥底にその言葉がしみて行きました。

ジャズに目覚めた時は、マイルスのHuman Natureがきっかけだったなぁ。
あの間・・・。あり得ない程の衝撃でした。

そしてバンド時代。いったい何曲マイケルの曲をカバーしたのだろう。
子供時代のマイケルは、本当に音楽の妖精の様で、自由自在にリズムを操り、恋を歌い・・・。(でも、それこそがマイケルの悲劇の始まりだった
のでしょう。)

そして、出産。二人の私の子供達はJackson5の曲を分娩室で聴きながらこの世に生を受けました。
分娩台の上で、生まれたての子供達を初めて抱きながら、しばしその歌声に耳をすましていた時間は、私の至福の時でした。

彼の人生は、孤独だったのかも知れないけれど、マイケルの曲は多分世界中のファンの心をしっかり満たしていることでしょう。
音楽の力はすごい!

やっぱり悲しい・・・。というより寂しい・・・。

人の親として、自分を見つけることなく天国へ行ってしまった人がいたということが、寂しいのかも知れません。

子供時代を子供として子供らしく生き、そして、大人の世界に羽ばたいて欲しい。

マイケルの才能に触れたからこそ、今の自分がある、と思いつつ、一人の人間として、人間らしく生きられなかったことの悲劇も思いつつ。

とても複雑な気持ちをかみ締めた二日間でした。





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